よく面接では「やりたい仕事」という言葉が出てきます。
またテレビでもやりたい仕事があるというような人に出会うことが多いのですが、あなたには「やりたい仕事」というものは存在するでしょうか?
ひたすら自己質問させる転職活動
転職活動では履歴書などの書類、そして面接と基本的に求職者にいくつも質問がなされます。
その対策として転職サイトも、転職本も、またはハローワークなどの転職相談でも自分を見つめ直す、過去を思い出すという作業をさせます。
これは新卒でも就職活動でも同じですが、まるで答えのない質問を考えているように大変な作業でもあります。
転職ではこのようにして「やりたい仕事」を見つけていくというわけですが、本当にそんなことが可能でしょうか?
また「やりたい仕事」といって入社しているのに、入社後疲れた表情しかしない活気のないサラリーマンが多いのはなぜでしょうか?
転職でのやりたい仕事はただのテクニック?
面接などではやりたい仕事を質問し、それについての回答内容、あるいは回答しているときの雰囲気や表情を人事はチェックします。
過去の職務経歴との一貫性や、ときには適正検査との整合性もチェックしてきます。
転職や就職というのは相対評価となっていて、他の候補者よりもやりたい仕事の回答内容に評価がつくと自然と内定となります。
面接での回答内容というのは実際のところ入社するためのテクニックとなってしまっていて、本当の心情を示したものではないといえるでしょう。
- 家が近いから
- 給与が良いので
- 給与が生活を何とかできる妥協できるレベルなので
- 以前から経験のある仕事でなじみがあるので
など本当のところを見るのが転職選考では決してありません。
参照
仕事や転職の本質 仕事とは何?
仕事というのは顧客がいて、顧客の満足感のために奉仕する意味になります。
この観点からいくと仕事で満足感を得るのは顧客であり、働く人ではないことがわかります。
- 仕事で満足を得るのではない
- 仕事を通して顧客に満足をさせることが自分の満足というようにならないといけない
といったところとなります。
つまり自分が何かをして人が喜ぶのが仕事なのですが、どのような貢献だと自分も満足なのかを考えないといけないことになります。
やりたい仕事が見つからない本当の原因とは?
生活のため、家族のためなどでいやいや仕事をしているというのが現代社会の大半の人の特徴です。
実につまらないといえます。
本当の意味でのサラリーマンとは嫌ではあるものの、何かの事情があって我慢して毎日給与のために仕事をしている人のことを指します。
しかし私はサラリーマンではありません。
士業として独立しているので誰にも雇われていないというのもありますが、
- 自分の構想で飯を食っている
- 自分の構想が外れれば死ぬかもしれない
- 大げさに言えば寝ているときにも次の構想を考えている
というような状況で、正直いって毎日ストレスはありません。
正確にいえば辛い作業は常時していますが、それよりも構想が当たったときの結果が出る楽しさなどでストレスに感じないといったところです。
私の場合、雇われていて割り振られる仕事の重要性が感じられず毎日業務をしていることが意味不明でした。
たとえそれがCMをいつもしている企業の高給な仕事でもそうで、社内の人間から偉い人まで真剣な顔で営業方針を会議していることがバカバカしかったのです。
そこまで売り込まないと売れないなら企業の存在理由も商品も世界には必要ないのではとさえも思いました。
そのような思いをしつつ独立した後は、自分の頭と構想だけが命綱です。
- 本当に必要と思う業務だけを真剣にする
- 誰から指示されなくても必要だと思えばすぐにする
- やりたいことを真剣に仕事にできる
というのは私には独立後にようやくその意味がわかりました。
私の場合、「やりたい仕事」はサラリーマンにはありませんでした。
個人的に思う「やりたい仕事」が見つからない理由の1つには、サラリーマン的な発想で仕事をしているからというのもあるのではないかと思います。
今にして思えば
- サラリーマン的な発想で仕事をしない
- 時間を惜しんでやれることはやっていく
- 給与のためだけに仕事をしない
- それでもやりたい仕事がなければ独立が本当のやりたい仕事かもしれない
というような姿勢が本当のやりたい仕事に出会うコツだったのではないかと思っています。
やりたい仕事が見つかるのは絶体絶命のとき?
実は私がやりたい仕事が見つからなかった期間というのは12年間もありました。
その間、もがき、ときには諦めてきたのですが、転職に失敗し、あと何年生きられるかというような状況になったことがありました。
そのときに偶然朝刊の記事を見て士業になったという経緯があります。
その一枚の小さな広告が目に入らなかったとすれば今のルートもなかったと思います。
他の人にも聞いてみると面白い共通点がありました
- やりたい仕事は探して探して生活できないほど状況が難しくなったときに見つかる
- 見つけた後ふと考えると、小さなころから似たような作業をしてきていて非常にしっくりときた
よく快感を感じるときはどんなときですかといった質問が転職などでは行われますが、これは当たっていると思います。
やりたい仕事というのは小さなころから似たようなことはすでにしていて、かつ快感をそのころから感じるようなものでもあります。
やりたい仕事を理詰めで探す方法
では理詰めでやりたい仕事を見つける方法はあるでしょうか?
私はあると思います。
- やりたくない仕事をリストアップする
- やりたくないのはなぜかを分析する
- やりたくない理由と逆が実は自分の天命である
- さらに好きなもの、ことをリストアップする
ということです。
たとえば営業職をしたくないとします。
やりたくない理由は、いろいろな人と付き合っていくのが苦手ということもあるかもしれません。
つまり人と少数の人とだけ関係する仕事が適職だったり、一人でやっていく仕事が向いているということです。
やりたくないというのは重大なメッセージで、一見やりたい仕事と関係しないように思えて、自分の重大な特徴が入っていることがあるということです。
さらにこの場合でパソコンを操作するのが好きだったりします。
その場合、
- プログラム
- ECサイト構築
などウェブ上の技術職が適職という可能性も出てきます。
やりたい仕事をプロのアドバイスで見つける方法
このように考えていても自分のことなのでどうしても客観的にやりたい仕事を見つけられない、自信が持てないというような場合があります。
このような場合には転職エージェントなどプロのアドバイスも得て確定していくようにしましょう。
- 過去の職務経歴の整理
- エージェントの過去にコンサルしてきた多数の求職者の経験
参照
とで案外簡単にやりたい仕事が見つけることができるようなケースもあります。
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